家の外・庭
イペ材のウッドデッキに作ったスペースにはサボテン、多肉植物、ウンリュウヤナギを植えた。幹のまわりに敷いた白い小石が、禅のような雰囲気を醸している。
装飾のインスピレーションの元になったのは、バリ島の住宅とマラケシュのリアド(中庭を囲む邸宅)。
網戸で囲われたガーデンルーム。庭も家の一部に感じられるように。裏庭のガーデンルームのテーブルでドミノをして遊び、庭でホームパーティを楽しむ。
外壁を〈シャーウィン・ウィリアムズ〉の《ピュアホワイト》に塗り替えた。
さわやかな潮風が感じられそうな地中海風ダイニングコーナー。真っ白な壁とライトブルーのドアやテーブルの脚が涼しげなアクセントになっている、実は北欧のアウトドアダイニング空間です。
外壁に囲まれたガーデン 最近よく見かける囲い込みガーデン。日本の家の坪庭のようなものですね。こちらはテラスハウスの細長い庭で、極力手間のかからない庭づくりをしています。床にタイルを敷き込んだので、植栽にかかる時間がずいぶん少なくなります。壁面のトレリスに、いずれ蔓性の植物が育つと空間の姿がよりナチュラルに見えるでしょう。小さなスペースですが、屋外で過ごす快適さが満喫できるしつらえです。
約365x305センチのゲストハウスは当初、レイラさんが仕事場として使っていた。〈モダン・スペース・アンド・シェッド〉の組み立て式小屋で、パーツの状態で送られてくる。景観設計を手がけるなじみのスタッフたちに組み立ててもらった。
モダン・スペース・アンド・シェッド
こちらは少しつくり方が違うメドウガーデン。まん丸で紫の花、アリウムが「アクセントプランツ」として彩りを添え、その間を柔らかな植物が「フィリングプランツ」として埋めています。
出入り口のモールディング
同じ金属性でも、アイアンはまた違った雰囲気に。アイアンは錆が出ることがありますが、それも魅力のひとつ。本格的なロートアイアンならば、錆が出ても表面上の変化だけで、折れてしまうことはありません。ぜひ錆も趣として、味わっていただきたいです。 ロートアイアンはデザイン次第でモダンにも個性的にも、ロマンチックにもシックにもなる自由自在の素材です。こだわりのデザインを追求しましょう。
メンテナンスが簡単なパーゴラ 木材を庭に使うとき、みなさん気にされるのがメンテナンス面です。きちんとしたメンテナンスを行うことで、木材の寿命は伸ばせます。また、アイアンウッドと呼ばれるウリン材などのような硬い木は寿命が長く、長期間使用することができます。しかし、やはり木材は永遠にノーメンテナンスで使えるものではありません。いずれ交換する必要があるでしょう。 そういったことがネックに感じる方におすすめなのが、柱だけ異素材にする方法です。レンガで柱を立て、その上に木材でパーゴラを設置する方法ならば、交換しなければならないときは比較的簡単に交換できます。建築の外壁とのバランスを考えて素材を選ぶことで、庭と建築の一体感のあるデザインをつくれます。
ライトグレーでシャビーに パーゴラも庭のテイストに合わせてデザインすれば、庭の雰囲気をぐっと引き上げてくれます。シャビーなテイストの庭には、ライトグレーがよく合います。アンティークのグッズを好相性。 ライトグレーは緑や花をきれいに見せる色でもあります。つる植物を誘引すると緑が映えて、ロマンチックな空間に。
同じくカーテンを取り付けるアイデアですが、特別な日はちょっとした工夫でまったく違うムードに早変わり。人を呼んで過ごすときは、こんな仕掛けをするとサプライズになるかもしれません。
こちらの日よけは、正面部分にカーテンを取り付けるアイデア。室内にカーテンをつけるのは普通ですが、パーゴラにつけるととても斬新な印象に。部屋の延長のような感覚で過ごせる空間となります。 風にひらひらと舞う姿も軽やかで、すがすがしい気持ちになれそうです。周囲からの視線も気にならないので、庭でリラックスするときにぴったりです。
こちらは滑車がついていて、ロープで簡単に開閉ができるタイプです。波打ったシェードがラグジュアリーな雰囲気をつくります。風に揺れる様子も涼しげ。 シェードは日よけ効果だけでなく、目隠しとしても役立ちます。近くに高い建物がある場合、上からの視線が意外と気になるもの。シェードがあれば、室内を自然に隠すので、フェンスだけでは難しい方向からの視線をカットできます。
日よけで快適空間 大人も子供も紫外線の浴びすぎは気になりますね。パーゴラにシェードを取り付ければ、心配ご無用! お子さんが外で遊ぶときも、シェードをつけておけば涼しく過ごせます。大人がのんびりするときも欠かせないアイテムです。室内への日差しもカットするので、室内温度の上昇を防ぎ、家具や絨毯の日焼けも緩和します。 写真のものは、金具をパーゴラに設置し、そこにシェードをフックで取り付けるタイプです。高い場所になってしまいますが、季節や天気によって取り外ししやすいので、臨機応変に使えます。
つる植物だけでなく、高木をパーゴラのデザインの一部にしても素敵です。森の中にいるような空気が味わえそうです。パーゴラの施工とともに植栽を計画してもよいですが、すでに庭にある木を生かして設計するのも面白そうです。
こちらはつるバラを誘引させています。パーゴラの屋根部分だけでなく、柱も利用すれば平面的な見せ方もできます。室内の目隠しとしての役割も。 つるバラは伸びた枝にたくさんの花を咲かせ、非常に豪華な景色をつくります。建物が一気に華やかになり、印象的な印象に。
植物をからませる パーゴラ本来の利用方法で楽しむものです。つる植物を庭に取り入れることで、緑の景色に奥行きが生まれ、緑豊かな印象に。緑のトンネルは、植物がつくるからこその素敵な景色となります。 夏は日よけとしても効果的で、植物が行う蒸散活動により、気化熱で気温が下がり、涼しく快適な空間となります。 果樹のつる植物を用いれば、収穫も楽しめます。パーゴラと言えば、やはりブドウでしょうか。落葉樹であるブドウは冬には葉を落とすので、冬の日差しは取り入れることができ、窓の外にもぴったりです。
アンティークの扉を実際に利用してもよいでしょう。遠い昔にタイムスリップしたような、不思議な世界に続くような、特別な空間を演出してくれるはずです
アンティークの扉を実際に利用してもよいでしょう。遠い昔にタイムスリップしたような、不思議な世界に続くような、特別な空間を演出してくれるはずです
ヨーロッパの街で実際に石畳として使われていた石を再利用したアプローチです。石の形は不均一で凹凸もあります。硬い石質で、不均一なおもしろさがありながら、上品さも持ち合わせています。ヨーロッパで使われていたものですが、和にも洋にも合うオールマイティーな材料です。
施工してすぐの茶色も美しいのですが、1年も経てば退色してシルバーグレーに変化していきます。これは色の成分が抜けただけで、腐りとは関係のない変化なので、心配はいりません。このシルバーグレーが古材の雰囲気を持ち、庭に風格が表れます。ささくれが出ることもありますが、やすりで削ることでスムーズな表面を維持することができます。
アイアンのフェンスとその下の丸みのある台
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