雰囲気
5. 室内外も部屋どうしも、行き来しやすく「シニア向けの家では、家の中と外、そして部屋どうしのアクセスがスムーズになるように設計することが大切です」と小野さん。室内のプランニングに関しては、寝室とトイレやお風呂などの水回りの距離を近くすることも、大切なポイントだ。
1. 元気の出る明るい色を使う「シニアといえば落ち着いた渋い色調が好みと思われがちですが、住まいの空間はフレッシュで温かみのある、元気が出る色合いにしてみてはいかがでしょう」と語るのは、高齢者住宅のインテリアに詳しい〈Color Design Firm〉の網村眞弓さん。「若い頃と違って、いつも活動的でいられませんし、物も見えにくくなります。長く過ごすリビングなどの空間には、明るくソフトなトーンがおすすめです」。視力が衰えてきたら、明度の高い色を用いるのはおすすめだとか。光を受けて周囲の細かい物も比較的見やすくなり、太陽光が室内に回りやすくなるので、気分的にも元気になれる。
Shinbashi Terrace設計:一級建築士事務所アット・ピース・アーキテクツ施主が好きなアジアのリゾートのイメージした住宅。建築地が横浜の高台に位置しているので、眺望と開放感を重要視しています。
テーブルやデスクの上は集中配灯ダイニングテーブルやデスクには、集光タイプか、100w相当の明るさのダウンライトを配灯すると、しっかり手元に明かりが届きます。もちろん、光がしっかりと必要な場所ですから、スタンドライトを置いたり、ブラケットをつけるのもおすすめです。テーブルやデスクの上方は、他の部分よりも、ダウンライト間のピッチをつめて2灯または3灯を集中して配灯すると手元がより明るくなります。集中的に配灯すると、電気図(配線系統図)ではバランスが悪いように思えることもありますが、空間になったときには、快適に過ごせる空間になります。
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